先日の京都新聞に村上さんのこの個展に当たっての事が掲載されていた。
その記事の全文を・・
「統合失調症乗り越え、山科の男性」 京都市山科区のアマチュア写真家が心の病を乗り越えて、初めての個展を中京区姉小路通寺町東入ルのヤマモトギャラリーで24日から開いている。現在でもリハビリをしながら作品の撮影に励んでおり、「写真を生き甲斐に病気に耐えられた。これまでの軌跡をみてほしい」としている。
村上行彦さん(38)。大学卒業後、東京で3年間、プロカメラマンのアシスタントなどをしていたが、無理がたたり、統合失調症などを発症した。出身の京都に里帰りして10年余り、作業所や病院のデイケアに通いながら、体調と相談して作品を撮ってきた。病から回復しつつあり、「過去の作品を一度見てもらおう」と初個展を開いた。
作品展「ロマネスク」は、波打ち際で遊ぶ子供や部屋に差し込む陽光、冬山の風景など、20代からの撮影した白黒写真17枚を並べた。また雲や鳥の群れなどカラー写真75枚を15分間のスライドショーで見せる。
村上さんは「光の美しさを見てほしい」とし、「時にはカメラを捨てたい思いもあったが、写真を撮る事に希望を見出してきた。落ち着いた作品だけでなく、違った雰囲気の作品にも挑戦したい」と話す。
29日まで。午前10時がら午後6時。無料。
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