2011年5月26日木曜日

村上行彦展 京都新聞より・・


先日の京都新聞に村上さんのこの個展に当たっての事が掲載されていた。

その記事の全文を・・

「統合失調症乗り越え、山科の男性」

 京都市山科区のアマチュア写真家が心の病を乗り越えて、初めての個展を中京区姉小路通寺町東入ルのヤマモトギャラリーで24日から開いている。現在でもリハビリをしながら作品の撮影に励んでおり、「写真を生き甲斐に病気に耐えられた。これまでの軌跡をみてほしい」としている。
 村上行彦さん(38)。大学卒業後、東京で3年間、プロカメラマンのアシスタントなどをしていたが、無理がたたり、統合失調症などを発症した。出身の京都に里帰りして10年余り、作業所や病院のデイケアに通いながら、体調と相談して作品を撮ってきた。病から回復しつつあり、「過去の作品を一度見てもらおう」と初個展を開いた。
 作品展「ロマネスク」は、波打ち際で遊ぶ子供や部屋に差し込む陽光、冬山の風景など、20代からの撮影した白黒写真17枚を並べた。また雲や鳥の群れなどカラー写真75枚を15分間のスライドショーで見せる。
 村上さんは「光の美しさを見てほしい」とし、「時にはカメラを捨てたい思いもあったが、写真を撮る事に希望を見出してきた。落ち着いた作品だけでなく、違った雰囲気の作品にも挑戦したい」と話す。

 29日まで。午前10時がら午後6時。無料。

2011年5月25日水曜日

村上行彦「ロマネスク」写真展 開催中 ~29日まで


ヤマモトギャラリーでは村上行彦氏の写真展を開催中

フィルム写真機を手に日常を撮りつづける村上氏。
自らのプリントによるモノクロ作品とカラースライドショー。

ヤマモトギャラリーの2段フロアーを利用し、
奥の上段スペースを暗幕で仕切り、スライドショーを見せてくれる。

静かな音楽と共に、カシャ ・ カシャ ・ と流れてゆく何気ない被写体の
連続・・。
時を忘れる空間だ。

題名やメッセージは無く、ただ彼のゼラチンシルバープリント作品を見て感じる。

それぞれが何かを見つけ、気付く。


5月24日~29日まで

2011年5月23日月曜日

ウィンドウギャラリー5月



展示中は日本画・大沼憲昭作品展です。

主に魚や小動物を描かれる大沼先生。
色々とアイデアを私達に提案して頂くことも良くあります。
最近は杉材をベースに外に漆調の黒磨きを施した額装スタイル。

和紙をベースに描く方が多い中、絹本での仕事に拘っておられるのも特徴でしょうか。
絹は裏打ち(作品を和紙で水張り補強する事)をすると縮むので少なからず失敗もあり、厄介である。
そして縮みを考え額装サイズに合わす計算も必要なので、神経を使う難しい技量を感じる。

5月31日まで展示。