2011年2月12日土曜日

写実風景の曽根茂

ヤマモトのウィンドウギャラリー 2月



今月は曽根茂氏の作品を展示させていただいております。
細密な風景画、立ち止まる人の多い事!!


いつから曽根さんと作品を知り仕事をし出したか?
もう8年位経つだろうか・・。

京都の老舗画廊の店主の進めがきっかけだった。
「すごい、おもろい奴がいるんやー。」
作品を最初見た時からストレートに、緻密に描く上手い「本物」だった。

作品を知ってから作家を知る事が常のこと、
曽根さんとも最初は作品を見て・・作家の印象そして性格を探った。

まだ画歴(絵描としての経歴)が少ししかない画家。新人の彼の唯一知った歴は最終学歴。

     なんと、京都大学 卒業!

純粋に「何故、絵描きを志すのか?」と失礼ながら頭から「?」が離れなかった。

私は絵描の世界は学歴なんて関係ない!絵に対する志の強いものが認められるのだ、と思っている。
でも通常は何処かの美術に携わる学校を卒業しているのが殆ど。
潜在的にそれが常識と思っていた自分の観念が覆された~。

それから後にお会いして曽根オリジナル額縁を作る仕事で度々話し合う機会ができた。
彼の記憶力や細かな指示に圧倒されたのを覚えている。
絵描きとしての強い信念を持っていたのも最初からだった。

私は沢山のむずかしい先輩画伯とお仕事させて頂いているので、受身な身構えだったが年下の作家、上手くこちらの意見も伝えるようにしようと曽根作品に合う色んな額縁を考え提案していった。
いや、対等にやらないとこの作家の志に失礼だ、と思った・・。


それから
月日が流れて額縁のやりとりは少なくなり、定まった形が整った。、
曽根さん自身もデパート等の美術画廊で発表する「画伯・先生」になった。

なったと言っても本人は威厳など全く見せない。
相変わらず、礼儀正しく・気遣い深い・気さくな性格、も変わらず
そして自分自身でこだわる絵描きオタクも同じ(笑)!


今は、曽根茂氏が京都大学(考古学専攻)卒の画家である意味と価値が大いにわかる。

これからもこだわりを捨てず進化するだろう作品と
                 これからも変わらないであろう、驕らない性格。
それが、絵かきの曽根茂

 
      曽根 茂 ブログ

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