2013年8月1日木曜日

8月 竹林柚宇子(日本画)小品展



8月ヤマモトウインドウギャラリーでは日本画家の竹林柚宇子先生の小作品
(シリーズ)を展示しております。

白布に繊細な線描の綿布という生活に根ざした材料を用いて、自身の子をモデルに何気ない生活の日々を優しい眼差しで見つめて描き出された日常の世界。

今回、このシリーズに合わせてシンプルな木枠とパステル系布に包み込んで
額装しております。

(販売もしております。スタッフにお気軽にお尋ねください。)

8月31日まで 




竹林 柚宇子 略歴

1971年 滋賀県生まれ

[ 1994 ] 嵯峨美術短期大学日本画専攻科卒業       グループ芽生展(京都文化芸術会館) 〜2000年まで
[ 1999 ] 個展(ギャラリー三条)
[ 2000 ] グループ尖展(京都市美術館別館) 〜以後毎年:春       個展(ギャラリー三条)
[ 2001 ] 個展(IMURA ART GALLERY)
[ 2002 ] 「-ART APART-」(東京三鷹市芸術文化センター)       国際交流総合展(京都市美術館別館)
[ 2003 ] 京都府美術工芸新鋭選抜展(京都文化博物館)       NEXT展/招待作家として出展(高島屋)       グループ尖-小品展(ギャラリー賛) 〜以後毎年:
秋 [ 2004 ] 京都府美術工芸新鋭選抜展(京都文化博物館)       「日本画の100」(石田大成社ホール)       国際交流総合展(京都市美術館別館)       音・色・WORKS(滋賀会館 文化サロン)
[ 2005 ] 個展(石田大成社ホール)       「藝術家の線」(石田大成社ホール)
[ 2006 ] 個展(京都大丸アートスポット
      個展(石田大成社ICB)
      新世代の日本画展(京都大丸美術画廊)       指派(石田大成社ホール)
[ 2007 ] 新世代の日本画展(京都大丸美術画廊)       手すきの紙と遊ぶ展(数寄和 滋賀大津/東京)       尖 東京展(佐藤美術館)       池永康晟と竹林柚宇子 二人展(ギャラリー恵風)
[ 2008 ] 個展 (Fine Art THE GALLERY クラウンプラザ神戸)
[ 2009 ] 京都 日本画新展(JR京都伊勢丹・美術館えき)       きょうのきょう きゅうにん展 グループ展(ギャラリーおいし ・福岡)       「それぞれのかたち」 岩崎絵里・竹林柚宇子 二人展(大丸 心斎橋店、東京店)
[ 2011 ] 高村総二郎と竹林柚宇子 二人展(ギャラリー恵風)
[ 2012 ] 菅 楯彦大賞展
[ 2013 ] 個展(大丸 心斎橋店/松坂屋 上野店)




2013年2月6日水曜日

2月恒例曽根茂作品展示

ウインドウギャラリーでは現在曽根茂作品を展示しております。

曽根先生との会話の中で裏話を聞く事があります。

先生のブログを見ていられる方は赤裸々に語られている無骨で真面目な部分をご存知の方は多いでしょう。(笑)


先日会食の中で曽根先生の新たなクリエイティブな発見がありました。
ご自身の描く絵に対して語る時「ウソの絵を描いています。」「僕の絵は嘘つきです。」と頻繁に言われているがポジティブな表現をしては?と問いかけました。

すると曽根茂の絵描きにはそこにしっかりとした意図があった。

「僕のやり方は特定の場所の風景より、組み合わせて作り出した理想の風景を描いている。
また見る側が様々なストーリーやノスタルジックな感覚を持って下さる様な絵を描く事が僕の狙いであり描き応えもある。」・・という。
彼には具体的なわかり安い場所には興味が無く、独自の創造する世界で表現する作家なのだと拘りを理解した。
これは、曽根茂のオリジナルを求めるクリエイターだ、「ウソ絵」と言いながら自分の描き方を認知してもらう為の言い方なのだと知った。

他にもいらっしゃる(写真のように)忠実に描く方々は皆それぞれ全く違う所に拘りがあると思います。じっくり観ると写真とは違うモノを醸し出しておられます。

勝手な自論ですが、
作家に褒めるつもりで「写真のようだ!」だけでは終らずに
写真や実際の物(風景)との違い、絵の持つ空気感を見つけられるまで観てもらいたいです。
多分、写実作家は一番良く言われる「写真みたい」より写真との違いを探して伝える方が望んでおられると思います。

そんな事をふまえて「世に無い曽根茂が創り上げたウソの風景」を観に来てください。
そして自由な想像を膨らませてください・・・

2月28日まで展示しております。

作家が居ない展示ですので質問等ございましたら当スタッフもしくは
曽根茂先生自身のブログにてお答えします。